バインダーは何で作られているのでしょうか。
バインダーもいろいろですから一概にはその素材は何かと言えませんが、孔付きのバインダーの製造工程を見ますと主な素材はボール紙とクロスのようです。
そこに金属の留め金やねじなどがつけられています。
背表紙の部分にはプラスチックが使われたりもしているようです。
そして孔なしの一般的なバインダーの場合はボール紙のかわりにプラスチック製の表紙がつけられています。
このように考えると、バインダーの素材はそれほど多くはないようで、ようは厚手のボール紙やプラスチックが主体なのです。
そして、精々表紙などに布地が使われているのですから、ことさらバインダーの素材は何かというほどのことはないようです。
むしろ、このようなシンプルな素材を使っていながらも頑丈な構造になることに注目したいと思います。
そしてバインダーの表紙が頑丈なのは紙の貼り合わせ技術にその理由があるようです。
紙は貼りあわせると丈夫な板のようになる性質があるようで、それこそ少々の力を加えてもバインダーの表紙はびくともしません。
また、表紙の角にはアールの金具がつけられている場合が多いので、角が曲がったりすることもありません。
つまりバインダーの素材の大部分は紙であり、そこに少しのクロスと金属が使われている訳で、そうなるとバインダーを考え出した人のアイデアは素晴らしいと言わざるを得ません。
素朴な素材でできたバインダーは私たちのさまざまな分野で複雑な役目を果たしているのです。