バインダーの素材は何?

バインダーは何で作られているのでしょうか。

バインダーもいろいろですから一概にはその素材は何かと言えませんが、孔付きのバインダーの製造工程を見ますと主な素材はボール紙とクロスのようです。

そこに金属の留め金やねじなどがつけられています。

背表紙の部分にはプラスチックが使われたりもしているようです。

そして孔なしの一般的なバインダーの場合はボール紙のかわりにプラスチック製の表紙がつけられています。

このように考えると、バインダーの素材はそれほど多くはないようで、ようは厚手のボール紙やプラスチックが主体なのです。

そして、精々表紙などに布地が使われているのですから、ことさらバインダーの素材は何かというほどのことはないようです。

むしろ、このようなシンプルな素材を使っていながらも頑丈な構造になることに注目したいと思います。

そしてバインダーの表紙が頑丈なのは紙の貼り合わせ技術にその理由があるようです。

紙は貼りあわせると丈夫な板のようになる性質があるようで、それこそ少々の力を加えてもバインダーの表紙はびくともしません。

また、表紙の角にはアールの金具がつけられている場合が多いので、角が曲がったりすることもありません。

つまりバインダーの素材の大部分は紙であり、そこに少しのクロスと金属が使われている訳で、そうなるとバインダーを考え出した人のアイデアは素晴らしいと言わざるを得ません。

素朴な素材でできたバインダーは私たちのさまざまな分野で複雑な役目を果たしているのです。

今は少なくなったポジフィルム入れバインダー

今ではカメラもITの影響でデジカメが主流ですが、フィルムカメラの愛好者も少なくはありません。 そして、一昔以上の話になりますが、当時はポジフィルムかネガフィルムで、特にプロのカメラマンやフォトグラファーが撮影したポジフィルムは専用のバインダーに入れていました。

また、広告代理店やグラフィックプロダクションではこれらのポジフィルムバインダーはその会社の貴重な財産であり、バインダーは大切に保管されていたものです。

多分最近ではデジカメなので、映像データが入ったディスクの保管が主体でしょうが、それにしてもポジフィルムが一杯のバインダーは懐かしいものです。

デジカメとフィルムカメラはオーディオに例えればSPやLPの時代からCDになったのと似ています。

そして、今ではLPレコードのほうがCDよりも好きだというリバイバルの風潮も見られます。 そのうちに写真についても同じような現象が起きないとも限りません。

そうなるとポジフィルムバインダーも昔のように使われることになります。

A全紙のポスターなどに大きく印刷された人の顔はポジフィルムのほうがデジタルデータよりも親しみを感じるという人もいます。

良いものは残しておきたいものですが、それならばいくらデジタルの時代だからと言ってポジフィルム保管専用のバインダーが消えてしまわないようにしたいものです。

過去の名フォトグラファーが撮影した貴重な芸術作品のポジフィルムは今でも大切に保管されていることでしょう。

そして、それとともに専用のバインダーもきちんと保管されているでしょう。

 

洋服の型紙を折りたたんでバインダーに入れる

今ではアパレルなどで嫌と言うほど洋服は市場に溢れています。

そして、大半の女性は自分で洋服を作るようなことはしないようです。

しかし、そうではありません。既製服ではなくオリジナルを目指すファッションデザイナーがたくさんいるのです。

そのような女性はミシンはもちろんお手のものですし、型紙もつくります。

そして、未来のパリコレクションでのデビューを目指して布地を裁断し、ミシンで仕上げます。

また、かなり年配の主婦の方で昔からこのような方法で自分が着る洋服を自分でつくっていることもあります。

私の知り合いの年配の女性がそのような一人で、ある日私は型紙を保管するいい方法はないかと聞かれました。

そこで思いついたのが型紙を丁寧に折りたたんで孔なしのバインダーに入れる方法です。

そう何枚もの型紙は一つのバインダーに入りませんが、逆に一枚のバインダーに一枚の型紙のほうがいいとのことでした。

そこで何十枚もの型紙に合わせて沢山のバインダーを仕入れました。

その方は一枚一枚のバインダーに型紙を入れるとバインダーの表紙にマジックでその型紙の主の名前を書いて、バインダーを洋服ダンスに仕舞いましたが、これでいつでも常連さんの洋服がつくれると喜んでいました。

それまではうっかりすると間違えた型紙を使うことがあったのだそうです。

そして、布地を裁断してしまったが最期、もうその布地は使えません。

因みにこの年配の女性はプロではなく趣味で洋服をつくるのが楽しみとのことでした。

 

クリアファイルをバインダーでひとまとめ

バインダーと似ていて、しかし違うのがクリアファイルではないでしょうか。

クリアファイルはそこに紙類を入れるのにつかいます。

しかし、一枚ずつなのでそれをまとめたいと思うとケースなどに入れるしか方法がありません。

ところがここで発想を少し変えるとケースでなくてもまとめることができることに気がつくのではないでしょうか。

それにはバインダーを使うのです。

ただし、孔付きのバインダーでは駄目です。

そんなことをしたらクリアファイルの意味がなくなってしまいます。

バインダーにクリアファイルを入れるのはあくまでもクリアファイルがばらばらにならないようにするためですから、バインダーは孔なしのバネ留めのものにしましょう。

クリアファイル自体の厚みは薄いのですが、中には紙類が入っているのでペラペラではありません。

ですから、この際に使うバインダーは10mm厚程度の孔なしバネ留めのものにします。

そして、面倒でかったらクリアファイルをバインダーの表紙に貼り、その中にそのバインダーにまとめた内容を書いた紙を入れて表紙にします。これは写真でもいいでしょう。

そうすればそのバインダーは表紙を見るだけで中身が分かりますからいろいろと便利です。

そして、クリアファイルはしっかりとバネで留められていますからバインダーから飛び出すようなことはありません。

クリアファイルに書類を入れて保管するのはその書類が汚れたり折れ曲がったりしないためですが、さらにそれをバインダーにまとめて入れれば大切な書類の保管は完璧になるでしょう。

 

プロ並みのバインダー製本はすごい!

バインダー、それも孔つきのバインダーに書類を入れる要領で、それを書籍のようにするのがバインダー製本ですが、これは普通の人ではなかなかうまくできないものです。

確かにバインダーはあるし、中に入れる紙類もそろっています。

しかし、厚さが10センチ以上ともなるとさすがにお手上げになりそうです。

まず、中に入れる紙にきちんとパンチャーで孔あけをするところでわずかずつ位置が狂ってきます。

そうなると、最終的には全部の紙にある孔の位置が微妙に狂ってしまいますから、すんなりと厚手のバインダーに納まりません。

また孔をあけ直すと見栄えがしなくなります。

それから、やっとどうにかこうにかそれをクリアしても、今度は金具のねじ止めがうまくいかないのです。

それというのもバインダーの内部寸法は中に入れる紙の厚さとほぼ同じだからです。

つまり、ぴったり隙間なく中身をバインダーに入れるのですが、これがなかなか大変なのです。

使う道具や機械類が違うと言えばそれまでのことですが、プロに頼むと実に手早くしかも完璧にこの作業ができてしまうのです。

できあがったバインダーはまるで書籍そのものですから感心してしまいます。

しかし中には器用な人がいて、プロ並みにこのようなバインダー製本ができるのです。

そのコツはと聞きますと、落ち着いて焦らずに、とのことでした。

その人に言わせると落ち着いてゆっくり慎重にパンチャーを使えばマシンに近い精度で孔あけができ、分厚い紙束をぴっちりバインダーに収めることができるので、プロ並みの製本ができるとのことでした。

それを聞いていてウサギとカメの話を思い出しました。

バインダーの中の書類にはインデックスが必要

バインダーにも種類がいくつもありますが、どのバインダーについても言えることは、バインダーの中の書類から探しているのを見つけ出すことは難しいことです。

そうでしょう、バインダーの中の紙の1枚1枚がみんな似ているのです。

そこで誰にでもお勧めなのがバインダーに書類を入れる前に必ずインデックスシートで耳をつけることです。

これは絶対に必要なことで、このインデックスはいわば目次の役目を果たします。

必ずこのようにしましょう。

そうすればバインダーの中から目的の書類を取り出すのは簡単です。

もしインデックスが上から下まで埋まってしまったらという心配は、インデックスを等間隔で離しながら貼ると解決します。

すなわち、一番上に最初のインデックスを貼って耳をつくったら、そのインデックスシートの高さだけ離して次のインデックスを貼ります。

そうすると、その間に隙間ができますから、インデックスを下まで貼ったら、その後のインデックスをその空いた隙間の位置に貼るようにします。

こうすれば、かなりたくさんのインデックスがあっても大丈夫です。

上から下までびっしりインデックスを貼ってしまうと、それだけの項目にしか分類できませんが、この方法を繰り返せばいくらでもインデックスの耳を貼ることができます。

そして、バインダーを開いてぱらぱらと紙をめくれば隠れていたインデックスの耳がすぐに見つかります。

何でもない事のようですが、もしお困りの方が居たら、この方法を試してみてください。

なお、これは特に背の厚みが5センチ以上のバインダーに沢山の書類を入れるような場合に便利な方法です。

押し花が一杯の乙な私のバインダー

30段階以上もの手順を経て出来あがった押し花。

私は出来あがった押し花を入れた袋を保存するのに孔なしのバインダーを使っていました。

しかし、孔ありバインダーでも良さそうなので、試してみようと、最近厚めのバインダーを買ってきてそこに入れてみました。

そして気がついたのですが、このほうが中の押し花がきちんと保管できるようです。

つまり、バインダーの表紙や背の部分が丈夫なのです。

ですからどこにバインダーを置いておいても安心することができます。

押し花は私が旅行先の野原で見つけた花(本当は勝手にとってはいけないのですが)を少しだけと謝りながら摘んできたものが大半です。

そして、それこそ大変な手間をかけて出来上がった押し花に思い出や感想を書いたメモをそえています。

なんだ、押し花などはどこに置いておいてもいいではないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、私にとってこれらの押し花は大切な宝物なのです。

そして、孔なしバインダーでは表紙がプラスチックみたいで何だか頼りなかったのです。

でもこれからは大丈夫です。

しっかりしたバインダーに押し花を入れて、バインダーの表紙には旅行先の写真を貼りました。

それもアラカルトでコラージュ風に何枚もの写真を貼りましたから、ちょっと乙なバインダーになりましたよ。

ヒマがあると私はこのバインダーを手にしてコーヒーを啜りながら押し花に語りかけています。

何だか変かも知れませんが、これが私のリラックス法なのです。バインダーさんありがとう。

バインダーの中の押し花はまだまだ増えていくでしょう。

 

私は中身が取り出しやすいバインダーを愛用しています

いろいろな記録は主に新聞や雑誌などの印刷物で見ることが確実です。

ネットの情報も出力して紙にすれば印刷物になります。

そして、日記代わりのメモ的な記録も紙ですから、私はこれらをおおまかに分類して分厚いバインダーに入れて保管しています。

プライベートから新聞記事とバインダーの中身はごちゃまぜですが、一応分類はしていますから、中身は容易に取り出すことができます。

自分で翻訳などの仕事をしている身ですから、デスクにはパソコンや辞書類にまじってこのバインダーが置いてあり、なかなか実用的な資料としての価値が高いものです。

バインダーのいいところは開けば中身が一目で分かることで、あちらこちらとファイルの中身を探すよりもはるかに能率的ですから、一度試してみることをお勧めします。

独身の私は料理にも興味がありますから、バインダーの中の仕切には料理コーナーもありますし、プロ野球の関係Jリーグの関係、MLB関連その他、私のバインダーの中身は言わば私の仕事での貴重な財産です。

翻訳の仕事ではいろいろなクライアントからの依頼がきますから、この何でもかんでもバインダーには沢山の参考資料が詰まっています。

そのなかから例えばNATOとはどんな組織なのか、モバイル関連の動向はなどと調べる際に生きた辞書代わりになるほど便利で、なによりも中身が取り出しやすいのがバインダーの利点だと思います。

決してファイルの悪口を言うのではありません。

しかしこのような資料は一目で探し出して取り出せるのがこの際には必要なので、その意味で私はバインダーのほうが便利だと言いたいのです。

 

私はコピーした新聞記事をバインダーでまとめています

私は以前新聞記事のスクラップをスクラップブックで保存していましたが、この保存にはバインダーがいいと気が付きました。

しかし、新聞記事はサイズがバラバラなので私はある方法をとることにしました。

まず、記事をA4サイズにコピーします。

なかには縮小コピーもありますが、ようは図書館にある新聞の縮刷版だと考えればいいでしょう。

そして、コピーをとるときには左側に孔があいても大丈夫なようにします。

これはあとでバインダーに挟み込むためです。

この手間は面倒なようですが、家庭用の簡単なコピー機を使って暇をみての作業ですから苦にはなりません。

そして、バインダーの中には仕切紙を入れて項目別にしてあります。

バインダーですから追加は容易にできますので、これはなかなか使いやすい新聞スクラップの整理方法ではないかと思っています。

そして、一冊が一杯になれば新しいバインダーにすればいいのです。

また、サイズが統一されていますから見やすいのもメリットです。

このようにバインダーを使うのは大袈裟かもしれませんが、私はこの方法にしてから不便だと思ったことは一度もありません。

新聞記事に合わせて週刊誌などの記事もこのバインダーに入れていますが、何かを振り返って調べる時に私はこのバインダーをフルに活用しています。

そのうちにバインダーの中身を精査してドキュメントタッチの小説を書くのが私の夢ですが、出典が間違いの無い新聞ですから出版して読者からあれこれ指摘をされても反論ができると考えています。

私は集めた海外資料をバインダーで保存しています

私事になりますが、私はアメリカ生まれで大学は日本です。

したがって英語を話すことは元より、読み書きにも不自由はありません。

しかし、商才はなく自分で起業するよりは会社勤めのほうが向いているので、ある公共広報の会社に勤務していました。

そして、当時はアーカイヴスという言葉が日本ではあまり知られていなかったのですが、戦中から戦後のアメリカを主体とする連合軍の日本での活動記録をはじめ、接収した文書類、文献類がアメリカの国立公文書館、すなわちアーカイヴスに保管されていることを経営者が気づいたのです。

アーカイヴスは通常アーカイブスと発音されていますが、正式にはNational Archives and Records Administration(通使用NARA)です。

場所はワシントンDCとメリーランド州のカレッジパークですが、社長直々の要請で私はある公共事業関連の書類を収集するためにNARAへ出張しました。

厳重な身体検査がある建物の中は広く、一旦入館すればフリーパスでどの部屋に入ることができます。

目当ての書類はやや面倒な手続きで段ボール箱を受け取り、その中の種々雑多な紙の1枚ずつを見て行く作業でしたが、慣れてくればまったくやさしい仕事で、作業はどんどん捗りました。

そうなると時間的な余裕があるので、私は個人的に興味がある占領軍・駐留軍のスパイ活動についてのドキュメントを探したのです。

ここではその内容を公表することはできませんが、私はそのコピーをとりプライベートで持ち帰りました。

そして、会社とは別に自宅でその海外資料をバインダーに入れて保存しています。

いずれ何か使い道がないかと考えている次第です。