今ではカメラもITの影響でデジカメが主流ですが、フィルムカメラの愛好者も少なくはありません。 そして、一昔以上の話になりますが、当時はポジフィルムかネガフィルムで、特にプロのカメラマンやフォトグラファーが撮影したポジフィルムは専用のバインダーに入れていました。
また、広告代理店やグラフィックプロダクションではこれらのポジフィルムバインダーはその会社の貴重な財産であり、バインダーは大切に保管されていたものです。
多分最近ではデジカメなので、映像データが入ったディスクの保管が主体でしょうが、それにしてもポジフィルムが一杯のバインダーは懐かしいものです。
デジカメとフィルムカメラはオーディオに例えればSPやLPの時代からCDになったのと似ています。
そして、今ではLPレコードのほうがCDよりも好きだというリバイバルの風潮も見られます。 そのうちに写真についても同じような現象が起きないとも限りません。
そうなるとポジフィルムバインダーも昔のように使われることになります。
A全紙のポスターなどに大きく印刷された人の顔はポジフィルムのほうがデジタルデータよりも親しみを感じるという人もいます。
良いものは残しておきたいものですが、それならばいくらデジタルの時代だからと言ってポジフィルム保管専用のバインダーが消えてしまわないようにしたいものです。
過去の名フォトグラファーが撮影した貴重な芸術作品のポジフィルムは今でも大切に保管されていることでしょう。
そして、それとともに専用のバインダーもきちんと保管されているでしょう。